昨日やっと窮鼠はチーズの夢を見るの映画版を見た
原作版は中学生の私に強烈な印象を残していたため、おそるおそるの鑑賞である。
ブックオフに繁々と通い、サブカルへの道を切り開いていた私だが、今日び中学生の頃にブックオフで何を読んだかすらほとんど覚えていない。
そんな中で印象に残っているのがこちらの水城せとな先生の作品である。
愛だの恋だの一ミクロンも理解していないし、作品の中のディテールなんてのもほとんど理解していないので話の筋のみ追っているような形だったが、なんかすごいなんかすごいぞと強烈な印象を残していった。
かく言う映画はというと、これはこれで良い作品だと思った。
視線の演技がまずすごい。
漫画でもあったのだろうか?雑な感覚しか持ち合わせていない中学生私には視線の表現なんて捉えられていなかった。
映画のキャスト発表を見た際には、今ヶ瀬が成田凌?としっくりきていなかったが、別に漫画のキャラクターとキャストが似てるかどうかで作品の質が変わるもんでもないなと実感した。
なんせ中学生の私が衝撃を受けたストーリーだ。
映画の結末は漫画とは異なっていたが、映画の方が救いがあるかもなと思った。
付き合ったり別れたりを繰り返していくのだろうなと余韻を持たせて終わったのではないかと思う。
今がせがゲイでない大伴を信じきれずに逃げて、また付き合ってを繰り返していてほしい。
本当に好きな人に対してはとてつもなく臆病になってしまう今ヶ瀬が愛おしいものです。